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宮城の旅と歴史
宮城の旅    仙台市若林区

陸奥国分寺
むつこくぶんじ
宮城県仙台市若林区木ノ下2丁目8ー28
Tel 022-291-2840


 護国山医王院陸奥国分寺は真言宗智山派のお寺です。天平13年(741)聖武天皇の勅願により建立され、わが国最北にある国分寺です。講堂、金堂、中門、南大門、七重の塔などの遺構があり、その規模は方800尺(242.4m)に及んでいたとみられます。
 平安時代まで陸奥国の財政的支持を受けて大伽藍を維持しましたが、室町時代には著しく衰微しました。17世紀初めに伊達政宗により再興されました。

 慶長12年(1607)薬師堂が再建されました。政宗が泉州(大阪府)の工匠駿河宗次郎を招いて造らせた堂宇です。柱間5間の素木造りで勾欄付の縁をめぐらし、4面とも桟唐戸と連子窓を設けています。屋根は入母屋造り、本瓦葺きで向拝をつけ廻縁をまわしています。
陸奥国分寺薬師堂
 組物、装飾は簡素ですが素朴な力強さを持ち、同時代の大崎八幡宮の華麗さとは好対照をなす桃山建築です。本尊薬師如来像を治める家形厨子は堂内にあり、その周囲には十二神将、毘沙門天、不動明王、日光・月光菩薩を安置しています。陸奥国分寺薬師堂は明治36年(1903)に国の重要文化財に指定されています。
陸奥国分寺薬師堂


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