あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
信州上田の旅と歴史
上田の旅          上田市下武石

日吉神社・大宮諏訪神社
ひよしじんじゃ・おおみやすわじんじゃ
長野県上田市下武石字宮前809



 日吉神社は下武石の大宮諏訪神社の境内にあり、大宮諏訪神社本殿と並んで鎮座しています。覆屋の中にあり外側からは見ることはできません。
 大宮諏訪神社は古くから武石城主の守り神として崇敬され庇護されました。建御名方命、八坂刀女命、誉田別命を祀っています。広い境内には巨岩や陰陽石、池、橋などがあり、たくさんの末社が点在し、静寂で荘厳な雰囲気が漂っています。

日吉神社本殿
 日吉神社の本殿は一見室町時代の作風にみえるということですが、安土桃山時代の天正年間(1573-1591)に建てられたと思われます。一間社流造り、向拝の蟇股や木鼻などに繊細な彫刻が施されています。旧武石村では最も古い神社建築です。昭和51年(1976)に上田市の有形文化財建造物に指定されています。
日吉神社本殿

大宮諏訪神社拝殿
 大宮諏訪神社の拝殿は正面の斜面の階段の奥に鎮座しています。木造平屋建て、入母屋造り、平入、桟瓦葺きの建物です。間口5間で、正面に1間の唐破風向拝が付いています。
大宮諏訪神社拝殿

陰陽石
 大宮諏訪神社の境内には「子授けの神」「縁結びの神」として祀られている陰陽石があります。上部が男性器、下部に女性器があり、信仰の対象になったようです。昔は参道に祀られていたものを境内に移したようです。
陰陽石

大宮諏訪神社のサワラ
 サワラの木は推定樹齢450年です。以前に台風で上部に亀裂が入り、切断されたため、樹高は18mです。幹周4.6mで、昭和47年(1972)に上田市の天然記念物に指定されています。
大宮諏訪神社のサワラ

武石(ぶせき)
 大宮諏訪神社敷地に隣接する武石(たけし)公園の尾根や北側の武石山(ぶせきやま)には武石がでます。緑色凝灰岩の中に含まれ、色は黒褐色です。晶形は正六面体や五角十二面体が多く、1ミリから3センチmほどの大きさです。
武石
 結晶した黄鉄鉱(硫化鉄)の硫化物が熱水の作用により酸化分解し、褐鉄鉱(水酸化鉄)となったものや、表面のみが変質したものです。武石(ぶせき)は武石(たけし)の地名の元になったといわれ、昭和47年(1972)に上田市の天然記念物に指定されています。
武石




信州上田トップページへ

信州長野トップページへ 旅と歴史トップページへ


直線上に配置